東海大学脳神経外科にて講師をされていたキッティポン・スィーワッタナクン先生が今月御逝去されました。

わたくしと同じく脳血管のカテーテル治療を専門とされている先生で、血管解剖の大家でした。年齢もあまり離れていないため、普段から仲良くしてくださり、一緒にミーティングを開いたり、海外の学会で一緒にお食事をしたりすることもありました。自身が尊敬し仲良くさせていただいていましたので、訃報を伺いしばらく呆然としておりました。

先月、勉強会で講演させていただきましたが、座長のお一人がキッティポン先生でした。いつも通り穏やかな笑顔でお話してくださり、近いうちに勉強会を行いましょうなどといつも通りの会話をしておりました。体調の悪さを全く感じさせることはありませんでした。知らせを頂いてからずっと、最後にお会いしたときの事ばかり考えておりました。

医療界にとって大きな損失であることはいうまでもありませんが、わたくしにとってもかけがえのない存在でしたので、何と言って良いのか全くわからないというのが本音です。現在は、只々御冥福をお祈りするばかりです。

キッティポン先生の分も患者さんを救い、天国にてその報告ができるように頑張りたいとおもいます。

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