血管内治療編
ステントやコイルは治療後、そのままにしておくの?取り除かなければいけないの?

答え:原則、体内に入れたままです。

解説:脳のカテーテル治療に用いられるステント、コイル、フローダイバーターは、原則として取り除く必要はありません。一方、カテーテル、ガイドワイヤー、バルーン、ステントリトリーバーは回収してきます。

さらに詳しく

ステントやコイル、フローダイバーターは、ある程度日数が経過すると、血管と“一体化”してきます。血管の内側の膜にある内皮細胞がこれらの機器(デバイス)の表面を覆うためです。こうなると、血管から動いてズレるということが無くなります。

逆に取り除く必要があるのは、デバイスが細菌感染などを来した場合となります。抗生物質のみで治癒することもありますが、摘出が必要となることもあります。

※患者様の状況によって治療法や対応が変わりますので、詳しくは担当の先生にお伺い下さい。

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