医者を目指したきっかけ

自身が中学のときに肺結核になりました。その際に、近所の内科の先生に非常にお世話になり、長期間休むこともなく無事に高校に進学することが出来ました。
物理学に興味を持っていましたので、原子力や宇宙工学などを勉強するつもりで工学部を目指していましたが、高校3年の春、恩人である先生が亡くなられたとの知らせが届きました。
自分を救ってくれた先生の事を思い返し、「もし、自分が医者になれば、先生が喜んでくださるだろうか?」と考え、志望を医学部に変更することにしました。

なぜ脳外科医を選んだのか?

幼少の頃より複雑難解なものに対する興味や好奇心が強く、難易度の高い数学や物理の問題を解くのが好きでした。
医学生として各科の実習に行ったとき、脳神経外科手術の難しさに強く惹かれ、脳外科医になることを決めました。脳外科手術は非常にやりがいに満ちあふれていたのですが、そのうち、低侵襲で進歩が著しい脳血管内治療に魅せられるようになりました。また、自分が患者さんの立場ならできる限りカテーテル治療をして欲しいなぁと考えるようになり、こちらの仕事に専念するようになってきました。

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